2017/05/13

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まずTLUDとはなんぞや?というところですが、Top lit updraft の頭文字らしいです。
だからTLUDストーブとは
“「上から点火」して「上昇気流」を利用する” ストーブといったところでしょうか。
ところで文字にする時は良いのですが、その略した状態をどう読めば良いのかはいまだに分かりません。
だから、人に話をする時ちょっと困ります。
トルウドとか?
実は作ったのは結構前です。
以前書いたロケットストーブの記事の中でチラッと「TLUDストーブも作った」と言及していたのですが、取り上げる事を忘れて放置しておりました。
作ろうと思ったキッカケは、その時はまだ冬で寒かったのでストーブが必要だった事、それからペール缶やら一斗缶が幾つか入手できた事です。
ロケットストーブを作るべく、ネットで色々情報収集していたところ「炭も作れるハイパワークッキング薪ストーブ」という記事を読みました。
それがTLUDストーブでした。
その記事でもっとも印象に残った所は「薪を燃やした後、炭が残る」という点。
「炭」は湿気取りや土壌改良、浄水等色々用途があり、いずれ炭作りもしたいと思っていました。
それに、家の蔵で「火鉢」を見つけていたので、炭があればそれも使えると思いました。
ロケットストーブの作成が上手くいったとしても流石に「ダンボールハウス」内で使う訳にはいきません。
ですが火鉢くらいなら気をつければ使えるんじゃないかと思いました。
それが上手くいけば暖房費をゼロに出来ると期待したのです。
作成手順
ハッキリ言ってロケットストーブより圧倒的に簡単です。
用意する材料も少ないのでロケットストーブよりも気軽に作れます。
実際、私もロケットストーブは手順をシミュレートしたり材料揃えたり、少し腰が重かったのですが、その悩んでいる時間に半ば逃避というか、「息抜きのような感じでちょっと手を出して」みたら速攻で出来上がってしまったのでした。
①ペール缶の上部周囲に穴(二次吸気口)を空ける。
間隔は適当です。
タケノコドリルがあれば簡単です。
このタケノコさんは色々大活躍しており、マジでオススメです。
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③煙突になる太めの缶を用意。
そして缶切りで缶の底を抜きます。
尚、乳児用ミルクの空き缶ですが、私に子供はいません。
手頃なサイズだったのでゴミ捨て場で拾いました。
④ペール缶の蓋の中央に穴を空け、その穴を金切りバサミで大きく切り開きます。
「③」で作った煙突用の缶をハメる部分なので、経はそれよりやや小さく。
運転
燃料は結構つめつめに入れて良いようです。
上から点火するので、一番上には油を吸わせた紙など置いておくとスムーズです。
そして蓋を乗せます。
また底の穴からも空気が入るよう、ペール缶自体を何かの上に乗せ下に空間を作ります。
点火。
すぐに炎が煙突の上まで燃え上がってきます。
確かに火力はある。
けど…
前述の参考にしたサイトによれば「完全燃焼して煙が殆ど出ない」との事なのですが、ウチのはその点全然ダメです。
何度か試しましたが、何度やっても煙ハンパないです。
絶対屋内では使えない。
こんなに単純な作りなのに、何かが違うんでしょうね。
何がダメなんだろう…
しいて言えば蓋がボロくて歪んでいてピッチリ閉まらず隙間が空いている事?
でも同時期に作ったロケットの方が非常に具合が良く安定しているので、こちらはもはや改良する気もあまりなく…
しかし、やはりストーブシリーズ最初に作ったウッドガスストーブと構造はかなり似ていますね。
炭は?
でも、こちらのストーブはもっぱら「小枝とかチマチマしたものを一気に片付ける」用途で使っているので、そうした燃料の質のせいもあってか、正直炭はあまり取れません。
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