生存戦略研究所

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轢かれたアナグマを拾って食べてみた。

time 2017/05/19

轢かれたアナグマを拾って食べてみた。

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※注意:一応モザイクかけたりしましたが、若干スプラッターな画像が出てきます。
嫌な人はここから先、見ないでください。

 

心配事

去年、狩猟の罠免許を取り、畑周り等に仕掛けてはいるのですが、いまだに捕獲出来ていません。

①金が無く、罠材料の購入もままならず、設置数が少ない。
②今のところ畑仕事とかが忙しく、罠に集中力を注ぎ込めていない。

等の原因はありますが、いずれは獣を獲り、食べる気満々です。

しかし、獲れたら獲れたで気が重くなるような心配事もあります。

①いまだ「殺し」をした事が無い。
殺すという心理的ハードルもありますが、物理的ハードルがもっと心配なのです。
シカは殺される際も比較的大人しいらしいのですが、イノシシは全力で抵抗するとの事。
力もあり、拘束されていても手強い相手をどうやって殺すか?

②解体の経験が殆ど無い。
シカ、イノシシそれぞれ一回「手伝い」で経験した事はありますが、一から一人でやった事はまだありません。
特に腹を割いて内臓を抜く作業は見ていただけで、自分の手では未経験です。

①の殺しについては仕方がないです。
ぶっつけ本番の経験を積むしかないでしょう。
一応、安全性を上げるようなプランを考えてはいます。(拘束の仕方、防具等)

②の解体に関しては、別に自分で狩った獲物である必要は無いわけです。
例えば轢かれて死んだ獣で経験を積んでも良いわけです。
哺乳類なら骨格は共通ですから、シカやイノシシである必要もありません。

道走っていると、たまに轢かれて死んだ獣の死体、落ちていますよね?
あれに出くわすチャンスを常々待っていたのです。

アナグマが落ちていた

バイクで走っている時、それが目に入り「あっ」と思いました。

轢かれて死んだ、哀れで可哀想な獣ですから、喜んじゃいけませんが、正直「チャンス到来」と思いました。

ロードキル・アナグマ

バイクを止め近寄って確認して見ます。

損傷も殆ど無く、比較的キレイです。
死後経過もあまり経っていないようです。

これは、やるしか無い。

※この後いよいよスプラッター画像です。
しつこいようですが、もう一度書きます。

嫌な人はここから先、見ないでください。

 

解体

血抜き

死後あまり経っていないようだとは言え、死後硬直は既に始まっており、「もう血は抜けないだろう」と思いましたが、一応、首に切れ目を入れて逆さにして暫くぶら下げておきました。

やはり、ろくに血は抜けませんでした。
100ccすら出なかったと思います。

 

腹を割いて内臓を出す

以前見たシカやイノシシの捌き手順の見よう見まねでチャレンジです。

首の方から裂いて開いていきます。

膀胱を上手く取らないと尿などが肉にかかり臭くなると聞いていました。
その辺りは慎重に進めましたが良く分からず、結局最後は適当に、強引にやる事になりました。
しかし、結果的には上手くいきました。

今回は尻尾の方まで包丁で切ってから、肛門等を骨盤から「引っこ抜く」ようにして解体したのですが、後で本で調べたら、骨盤をノコギリで切ると良いと知りました。

アナグマ解体

「レバー」は好きなのですが、今回は鮮度も心配なので、臓器は破棄することにしました。

皮剥

毛皮も利用したかったので皮剥は結構丁寧にやりました。
はじめは包丁やカッターで進めていたのですが、中々はかどらず、途中からキッチンバサミを使いました。

この写真のように、皮と肉を両側に引っ張り、境目をパチンと切るのです。キッチンバサミで獣の皮剥

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慣れないこともあり、非常に時間がかかりました。
イノシシの時もそうでしたが、内臓抜きや骨外し等よりこの皮剥が一番時間がかかります。

結局、その日は終わらず、冷蔵庫に保管しておいて翌日続きをやる… という感じで3日もかかりました。

しかし、キレイに皮を剥いだ後、「毛皮なめし」の方法を調べたら、皮側に筋膜(?)を残さないと毛が抜けたりするとの情報を知り、「シマッタ。やり過ぎた!」と思いました。

調理

1日目:野菜炒め

アナグマを拾ったのは、知人の建築作業を手伝いに行く日でした。

その日の晩、アナグマを野菜炒めにして手伝いに来ていた人達に振る舞いました。アナグマの野菜炒め

肉は柔らかく、臭み癖も無く美味しかったです。
皆にも好評でした。

 

2日目:重ね煮

皮剥作業が3日に及んだというのは前述の通りですが、知人の手伝いも丁度連日あったため、翌日もアナグマ料理を振る舞いました。

白菜と肉を重ねて煮る、重ね煮(ミルフィーユ)にしてみました。(写真取るの忘れた)

この重ね煮は自分自身好きな料理で、「美味い肉でコレをやるのだから、美味いに違いない」と自信をもっていました。

ところが!

獣臭い!硬い!

何てこった…

前日はやはり「死にたて新鮮」だったのでしょう。

血抜きも上手く出来ていなかったし、初日の処理が良くなかったのでしょう。
やはり解体に何日もかけてはいけないのだ…

この一件は非常に勉強になりました。

野生動物の肉、ジビエは「臭い」とか「硬い」とかイメージがありますが、もしかするとそれは、肉や動物の種類の問題ではなく、初期処理の問題が主な原因なのかも。

この日食べた人達は、私のせいで「アナグマは獣臭くてマズい」と思ってしまったかも…

3日目以降:

①肉じゃが
硬いなら柔らかくなるまで煮れば良い。
それに砂糖とか醤油で濃い味にすれば臭みも緩和される。

アナグマの肉じゃが風煮物

②アナグマ骨スープ鍋
骨もダシを取るのに活用しました。アナグマ骨スープのダシガラ

水かさが1/3くらいになるまで煮込みまくります。

アナグマ骨スープ

そして塩味鍋にしました。アナグマ骨スープのチャンコ

③燻製
硬さは軽減できませんが、臭みはもはや分からなくなります。(スモークの強力な香りで)
硬さもジャーキーと思えば硬いものですからね。

と、この様にして、臭みが出た後も徹底的に食べました。

この一件の後、バジルの種を仕入れて栽培を開始しました。
バジルがあれば、肉をミンチにして混ぜてハンバーグにするとかいう手もあったなと思ったからです。

今後臭いのキツイ獣肉を入手してもバジルでバリエーションを増やせるでしょう。

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