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薪ストーブ迷走②ロケットストーブ再構築。二号機の製作編

time 2017/02/06

薪ストーブ迷走②ロケットストーブ再構築。二号機の製作編

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前回のあらすじ
一斗缶でロケットストーブを自作するも使い勝手がイマイチ。
その後の一斗缶ロケットストーブ 耐久性が...

それで「市販品に頼ろう」と、時計ストーブを購入したが、煙突配管を独自のやり方でこだわった為か?これも使い勝手がイマイチ。
薪ストーブ迷走①時計ストーブを買ったが...

解決の為、再びロケットストーブを利用する事を考えた。

ロケットストーブ1号機の分解、再構築

そもそも、イマイチだったロケットストーブ1号機も追々改良したいとは思っていました。

「火付きが良い」とか「火力がスゴイ」とか「完全燃焼するから煙が殆んど出ない」とかロケットストーブの良い噂は良く本やネット記事で見かけます。

何故自分のロケットストーブはそうじゃないのか?
悔しい...

改良点は二点

①高さ
色々検索等していると、ボディ(ヒートライザー)部分のペール缶(あるいは一斗缶)を二段位にしているケースが多いようです。

それで理論もイマイチ理解せず、安直に「高さがある方が良いのかな」と思いました。

そんな訳で、今回は缶二段積みで作る事にしました。

②強度アップ

その後の一斗缶ロケットストーブ 耐久性が...』で書いたように、そう何度も使っていないのに隙間ができてパーライトがこぼれてきていました。

元々、利用した煙突は最初から錆びていてボロイ古い物でしたが、他の人のケースを検索等してみても、新品煙突を使った場合でもやはり高熱ですぐボロボロになるようでした。

仮に廃材料を無料で入手出来てお金がかからなかったとしても、ちょいちょい壊れて一から作り直すとかメンドくせぇ...

たまのキャンプ遊びで使おうという目的ではなく、日々の暖房や煮炊きで使おうというガチの生活道具として期待しているので、それでは「イマイチすぎ」です。

やはり強度を問題視して改良している人もチラホラいるようで、主にその方法は「パーライトをモルタルで固める」ようでした。

そして、「耐火モルタル」という熱に強い商品がありますので、それを利用するケースが多いようです。

耐火モルタル

で、「耐火モルタル」に行きついて、迷ったのが一つは値段。

業務用チックな25kg入りと、DIY用っぽい1~4kg位の商品があるのです。
その辺のホームセンターで入手できるのはDIY用らしきもの。

25kgの方だと大体1700~1800円位でしょうか。
一方DIY用っぽい方は4kgで700~800円位のようです。

単価が大分違うぞ...

重さと容量はまた違うかもしれないけど、とりあえず一斗缶の容量は18リットル。
コレ二缶を埋めようとしたら...

DIY用だと結構コストがかかるぞ...

それで、はじめは単純に25kgの方を買おうとしたのですが、更に調べるとモルタルには「固まり方」で種類があるという事を知りました。

混ぜた後、放っておけば自然に固まるタイプと、熱を加えないと固まらないタイプです。

そしてどうも25kgの方は大体「熱を加えないと固まらないタイプ」のようでした。

う~ん...
ストーブに使うのだから、完成後に火を入れれば固まる?
等と一瞬思いましたが、「固まらなかったら製作中に隙間から漏れるのでは」と考え、無難に「自然に固まるタイプ」にしようと思いました。

ただ、そうすると気になるのはお値段。
せっかく廃材などを利用して作ってるのに、モルタル代だけで市販ストーブとか普通に買えてしまうぞ...

使えるか使えないか分らない実験的なモノにそれだけ投資するのも微妙...

余裕の部分で行う完全な趣味の世界ならそれも良いでしょうが、こちとら貧乏な上に生活かかってますから。

という事で、コスト面で何とかならんかと思って更に調べていた所、ケースは多くありませんでしたが、通常のセメントとパーライトを混ぜたパーライトモルタルでロケットストーブの強化をはかっている人もいました。

とても参考になったのがコチラ

それらの先人達の情報によれば、通常のセメントとパーライトを混ぜて作るパーライトモルタルでも耐熱性はかなりのモノのようです。

通常モルタルの8倍の耐熱性とか。

パーライトメーカーが公表しているソースもあったのでマジでしょう。

「ウォーズマン理論」とは信ぴょう性が異なります。

「キン肉マン」より

という事で、私も通常のセメントとパーライトを混ぜて作る事にしました。

通常セメントなら25kgで3~400円位。
しかもその辺のホームセンターで簡単に入手できる。

 

セメント混和剤について

ただ、参考にしたサイトに記載のあったセメント混和剤(糊、接着剤の様なものらしい)「マーポローズエース」はその辺のホームセンターにはありませんでした。

これはヒビ割れとかの防止になるようですね。
強度を上げるにはやはり入れた方が良さそうです。

ネットで買うしかないかと思ったのですが、これがネットでも取り扱い店が少なくて、数少ない取り扱い店は「メール便」等に非対応だったり。

一袋100gも無いような小物でしかもそれ自体の単価は凄く安い物だったので、物より高い送料を払うのがちょっと悔しかったのですが、取り扱ってそうな実店舗(プロ・ホームセンター)は家からだとバイクで1時間位かかります。
労力とガソリン代等を考え、やはりネット購入しました。

尚、よくよく調べたら、マーポローズエースは他社から同等品も出ていて「hiメトローズ」でも同じ効果があるようです。
マーポローズエースと比較すると若干取扱店が多く、入手性が高いようです。
上記サイトにリンクのあったパーライトメーカーの資料にもハッキリ「ハイメトローズ」って書いてありました...

もっとも、今少し検索した限りでは送料考えても、結局マーポローズエースと金額的には大差なさそうです。

 

1号機の分解

はい、色々と文字情報ばかりダラダラ書いてしまいましたが、ここから写真付きの実作業情報です。

ロケットストーブ1号機を分解
「ヒートライザー缶二段重ね」の為、知り合いとかバイト先とかバイク屋、ガソリン屋等に「一斗缶かペール缶の空き缶あったらくれ」と伝えておいたら、不思議な事に、しばらくして、ほぼ同じタイミングであちこちから大量に空き缶が入手出来ました。
何でも言っとくもんですね。

引き寄せの法則ってやつでしょうか...

じゃあ、一応コレも言っとくか
「カネくれ」「車くれ」

...はい、それは兎も角、どっちかと言うとペール缶の方が入手し難いようですね。

ガソリンスタンドで言われたのは「最近通常グレードのオイルはドラム缶でくるので、実は空きペール缶はそんなに出ない」との事でした。

一斗缶ならば機械オイル系だけでなく、食用品にも使われるので、料理店や食品を扱う工場とかでも空きが出そうです。

という事で、手に入った内訳は「綺麗なペール缶」x1、ボロボロのペール缶x2、まあまあの一斗缶x9でした。

状態の良いペール缶が多く手に入ったらペール缶で一から作り直そうかと思っていたのですが(ペール缶の方が見た目がカッコいいから)綺麗なペール缶は一個しかない。

という事で、必然的に一斗缶という事になりますが、ならばまた新たに穴あけたりするのも面倒臭い。
1号機を解体して再利用しようと思いました。

この焚口とのジョイント部分ですね。
崩れてパーライトが漏れてきていたのは。
ロケットストーブ1号機 ここから崩れてパーライトが漏れていた

そこの隙間を埋める為、初回作成時は「耐火パテ」を使ったのでした。
しかし耐火等と言いながら最終的にはこの有様...
そこそこお値段もする癖に。

なので今回は、カセットガスの空き缶を利用して「鉄板」を作り、それでカバーを作って塞ごうと思いました。
そしてそれごとモルタルで固めてしまえば良いだろうと。

まず空き缶を金切りバサミで解体しゴミのカセットガス空き缶から材料取り(余談ですが、このジョイってこの前「ガス漏れの恐れで自主回収する」ってニュースになってたヤツですね...)

煙突の径を写し書きしてゴミのカセットガス空き缶から材料取り

ドリルで中心にハサミを入れる穴を空けて、そこから金切りバサミで放射状に切り開いてから、その放射状のヒダを折るか切り落とせば大きな穴を空けられます。
隙間をパテでは無く、空き缶を利用して埋める

ピッタシ。隙間をパテでは無く、空き缶を利用して埋める

後はコレを一斗缶に再ドッキングしてパーライトモルタルを詰めていく

実は...
この段階で一つ軽い失敗をしました。

セメントを買いに行った際、誤って「インスタント・モルタル」を買ってしまったのです。

インスタント・モルタルというのは、あらかじめセメントと砂が混ぜてあるものです。

そもそも「モルタル」というのはセメントと砂を混ぜたものを言うようです。

ですから買う際に「これで良いんだっけ?」「あの参考にしたサイトでは通常セメント使ってたような...」と軽く脳裏をよぎったものの、「パーライト”モルタル”」というくらいだから、良いだろうと思ってしまったのです。

買って帰ってからサイトを再確認したら、やっぱり先人は通常セメントを使っていました。
この違いがどう転ぶのか?

これは完成後に思い知った事ですが、何よりも「重さ」が段違いになります。
砂入りだと滅茶重くなります。
その分強度も高そうですけど...

作業としてはパーライト、モルタル、セメント混和剤を空混ぜした後、水を少しづつ加えながら混ぜます。
パンとか捏ねる様な要領ですね。
パーライトモルタルを練る

それをスコップで一斗缶に入れて
ロケットストーブ2号機製作過程 パーライトモルタルを詰める

適当な木でドンドン突いて詰めます。
ロケットストーブ2号機製作過程 パーライトモルタルを詰める
一段目詰め終わりました。
水の量をあまり量らず適当にやってしまったので、ちゃんと固まるか心配でしたが翌日にはカチカチになっていました。
固まったパーライトモルタル

そして一段目の一斗缶だけでこのインスタントモルタルを一袋消費する事になり、二段目に詰める為、二袋目を買いに行きました。
二袋目は改めて通常セメントを買いました。

「一段目と二段目で砂入りかどうか違うけど、収縮率とか変わるんだろうな」
「大丈夫かな?」

と少し心配になりましたが兎に角続行。

でも、二段目は通常セメントにして良かったと思います。(今後使っていく上での強度とかはまだ分りませんが)
何故なら、「砂入りだと滅茶重い」と書きましたが、このロケットストーブ2号機は抱えて運べる結構ギリギリな重さでした。
二段目も砂入りだったら運べなかったかも。

セメントとパーライトだけならかなり軽い(砂入りと比較すると)と感じた体験はこの後の回でまた書きます。

二段目も上まで詰め終わりました。
ロケットストーブ2号機製作過程

 

貧乏人は振動ドリルを買え

後は余分な煙突を切断します。

今回は少し前に購入した新兵器、振動ドリル(高儀 EARTH MAN DR-110V )に切断砥石を付けて切断しました。
鉄工用切断砥石をドリルに装着
鉄工用切断砥石をドリルに装着
ロケットストーブ2号機製作過程 余分な煙突を切断

充電式ドリル(インパクトでは無いDIY用の低パワー安物)は持っていたのですが、買って10年以上経つようなもので、電池もいい加減ヘタレていました。

時間かけて充電してもロクに使えない(持続時間)ので不便に感じ、またパワーも無いので「バリバリ使う」事も出来ずにいました。
これから竹の加工とかをガンガンやっていきたいのに...

例えば今回の様な用途には全く使えません。
「パワー負け」して回転が止まってしまいます。

それで充電式のインパクトを買うか、コード式を買うか迷っていました。

充電式の弱点は「やがてヘタレる時がくる」事。

またコード式の方がパワーも出せるようでした。

パワーがあると言っても消費電力的には大した事は無く、追々オフグリッド化した時も使えるだろうと思いました。

さらに振動ドリルならば、コンクリート等の穴あけも出来るようですし、そのパワーからグラインダーの代わりにも使えるだろうと思いました。

グラインダーも欲しいのですが、何しろ貧乏なので、一度にアレもコレも買えません。

貧乏人が何か一つ買うなら「コード式の振動ドリル」が良いと思います。

餅は餅屋と言いますし、ホンモノのグラインダーの方が使い勝手は良いでしょうが、実際この振動ドリルを使った感じでは汎用性はかなり高いです。

もちろん振動のオンオフも出来ますし、パワーも知り合いから借りて使った充電式インパクトより断然上と感じました。

ドライバードリルとかより若干重いですが、案外片手で扱えない事も無い。
両手で持てば逆にドライバードリルやインパクトを圧倒する安定性。

 

本体概ね完成

この様に、時計ストーブと合体させ、「時計ストーブの煙突」として使うつもりでした。
時計ストーブが燃焼室になる訳ですね。
時計ストーブとロケットストーブの合体

時計ストーブとロケットストーブの合体

時計ストーブから出た煙をロケットストーブで完全燃焼させると。

さて、それが上手くいくかどうかは...

次回、時計ストーブ+ロケットストーブ+五右衛門風呂煙突=? へ続く。

 

 

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