生存戦略研究所

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春ジャガイモの植え付け

time 2017/04/11

春ジャガイモの植え付け

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選択と集中

去年は家庭菜園1年目ということもあり右も左も分からず、行き当たりばったりな取り組み方でしたが、今年は多少知識もついて判断したり考える為の軸、観点も生じてきました。

車の購入に例えると

例えば全然別の事ですが、車やバイクなども初めて買った1台目は選ぶ為の判断軸や観点がなく、中途半端な物を変に高い値段で買ってしまい、少し後悔する。
そんな経験がありました。

そうした経験を得て自分にとって何が必要で何が不要なのか、例えば「自分は高速は殆ど乗らないな」「後部座席に人を乗せたの何回あるだろう」等と具体的に考えられるようになり、そして何は割り切って(切り捨て)、何を選べば良いのか判断する力をつけていくのだと思います。

家庭菜園に話を戻すと…

この畑の特性、 長所短所。
この畑に向いている作物は何か?
何が簡単で何が難しいのか?

金で食い物が買えないような状況になった時、 あるいは金が全くない状態。
そんな状況をサバイバルする為に、どんな作物の優先順位が高いのか?

金で買うとしたら高くつくのは何か?
売るとしたら有利なのは何か?
野草などで代替できる作物は何か?

そういった判断基準から、「これは当面買って済ませば良いか」とか「これは早い段階から軌道に乗せたい」とか作戦・計画を去年よりも具体的に考えられるようになってきました。

そしてジャガイモへ

そして今年初めての作物として、また集中すべき作物として選択したのはジャガイモです。

去年初めて挑戦した秋作に続いて2度目の栽培となります。
春作としては初めての挑戦です。

畑との相性で言えば、元田んぼで水分を多く含み水はけの悪い私の畑においては、本当は不適な作物だと思います。

しかし去年の実績から言えば、不耕起・無肥料・無農薬、ほとんど放置の放任栽培でも途中で枯れたりすることもなく、一つの欠株もなく皆元気よく育ってくれたのでした。

最終的にはサルにことごとく食われた為、収穫こそ出来ませんでしたが、 獣対策さえしっかりできれば「 イモはイケる」「イモは簡単そうだ」そんな自信がついていました。

それにイモは主食にもなり日持ちも良い。
サバイバルな状況においては有利な作物でもあります。

これは優先すべき作物でしょう。

 

実験と保険

あえて複数の種類を育てる事にした

作物はジャガイモを選択したわけですが、ジャガイモの中にもさらに色々な品種があります。

品種ごとに栽培上の特性、育てやすさの違いがあります。

一体、どの品種が私の畑、育て方(自然栽培)に向いているのか?

それを調べるという実験の意味合いと、ある品種が不作だったとしても別の品種でカバー出来るかもしれないという保険の意味合いから、あえて複数の品種を育てることにしました。

用意したのは5種類

まずはその辺のホームセンターでも容易に入手できる代表的な3種類
キタアカリ、4kg
メークイン、3kg
男爵、3kg

それから少し珍しい一般的ではない2種類
タワラムラサキ、2kg
タワラヨーデル、2kg

この2種は、「現代農業」のイモ特集に載っていた記事を読んで知りました。

これらは俵さんという方が開発した品種で、タワラムラサキは非常に丈夫で病気に強く、連作が可能との事。
ジャガイモで連作が可能というのはスゴイ事です。

そしてタワラヨーデルは水分の多い土地に強いらしく、確かレンコン畑でも多収できたとか、冠水してしまった畑でも問題なかったとかいうエピソードが書かれていました。

このタワラシリーズは ホームセンターなどでは入手できずネット通販で入手しました。
また値段もホームセンターで買える品種と比べ割高でした。

正直を言えばこのタワラ2種が本命ですが、金銭的にその2種でそれなりの量を揃えるのが苦しく、残りの3種は腹を満たすためのカサ増し要員でもあります。

特にタワラ2種については出来ることならば、収穫の中から種芋を取って次の作につなげていきたいと考えています。

ただ、少し気になるのは届いたタワラムラサキは全然「紫色」じゃありませんでした。
若干「本物だろうか?」等という考えも脳裏をよぎりました。
まあ、この期に及んでは信じるしかありません。

だけど現代農業の記事をよく読んだら、俵さんの連絡先も書いてあったので、次回直接買い足してみるのも良いかもしれないと思いました。

なおイモの重量合計は14kgですが、個数にするとおよそ200個でした。

小さいものはそのまま植えることにしましたが、大きいものはジャガイモ栽培のセオリー(春作)通り、切って分割しました。

キタアカリと男爵は小サイズで揃っていたので一切切らず、他の三種は3割位を分割しました。

だから数としてはさらに多くなっています。

去年のジャガイモ栽培は5m程の畝2本のみ使いましたが、今回は去年作った色々な作物の畝の殆どをジャガイモで埋め尽くしました。

なにせ数で言えば去年の十倍位ですからね。
これが「集中」です。

 

自然栽培は楽か?

浴光催芽

実際の作業としては、まず植え付け予定の1か月ほど前の2月中旬頃から、窓辺にジャガイモを並べ日に当てることから始めました。
これを「浴光催芽(育芽)」というらしいです。

こうする事によって芽が強くなるという情報を現代農業で読んだからです。

その記事によると、強くなった芽は黒く変色するとの事でしたが、気温が低かったせいか?
そもそも、その1か月間で芽自体がさほど出てきておらず、また少し出ていた芽もそんなに変色したようには見えませんでした。

植え付け

そして最初に植え付けたのは3月19日。

そこから全てのイモを植え付けるのに結構時間がかかってしまいました。

数も多く、また天気が悪かったり、何やかんや用事を挟んだりしたとはいえ、最後の植え付けが終わったのは4月4日でした!

西側の端っこの畝から植え始めました。
キタアカリ、タワラムラサキ、タワラヨーデル、メークイン、男爵の順で植えていきました。

最初と最後で2週間以上の時間差があるわけですが、果たしてこの後の成長はどんな差が出てくるのか?

4月に入ってからかなり暖かくなってきましたが、3月はまだまだ結構な寒さでした。
3月31日は雪が降り、そこそこ積もりました。
これが実際のその日の写真です。2017年3月31日、雪だった
そんな感じで植え付け期間中はずっと寒かったので、案外差が出ないような気もするけど、どうでしょう?

実際の作業の様子

実際の植え付け方はこんな感じです。

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まずは鎌で植え付け場所の草を刈ります。
不耕起の畝で土が固いもので、大きなスコップで大雑把に穴を掘ります。まず大穴を掘る

それから小さなスコップで土を突いてほぐしながら穴を広げます。
穴の深さはおよそ15cm。
穴の底に種芋を置きます。穴の拡張
余談ですが…
掘ってもすぐにネトネトの粘土が出てきます。
流石に元田んぼ。掘るとすぐに粘土質が出て来るただ、このように土質が多少分かるようになっただけでも、去年より進歩したかなと我ながら思います。

後はイモに土をかぶせるのですが、大きなスコップで掘り出した上層の土もカチカチですから、これを崩しながらイモにかけて行きます。埋戻し用の土も硬い

そして仕上げにその辺で枯れススキ等を刈って上に被せます。
乾燥防止や土壌微生物の保護等の意味があります。仕上げに草をかけて乾燥防止

普通の耕起畝ならもっと早いだろう

これが全面を耕し、草の生えていないサクサクの土であれば圧倒的に楽で早く終わるでしょう。

要するにこの写真のような畝なら。
耕した畝

自然栽培の良い所はお金がかからないことですが、楽かと言われれば全く肯定はできません。

ただ、良い意味で柔軟な対応もできます。
例えばこんな風に。

以下の写真は畝に生えていたスイバを避けてイモを植えている所です。
意図せず勝手に生えてきたスイバですが、最近有用だと気付き、そのまま温存する事にしたのです。畝に生えていたスイバを避けて芋を植える

あるいはこちらは以前バラ撒きしたライ麦ですが、育ちの良い所と悪い所があります。
育ちの良い所はそのまま育てます。

だから同じ畝に、あえて混植した訳でもないイモ、スイバ、麦が同時に育っている状態です。
以前バラマキしたライ麦が育っている箇所も温存

大丈夫か!? 種イモを切ってから放置しすぎた

大きいサイズの種芋は半分に切って植えたのですが、この「切る」という行為、セオリーでは植える2、3日前に行うということです。

そうすることで切断面がカサブタ状に回復(キュアリングというらしい)し、そこからバイ菌などが入りにくくなるとの事です。

ですがこの写真のイモ…
切ってから1週間ぐらい放置してしまったでしょうか?
なんだかしなびてしまってヤバい気がします…切ってから放置しすぎて萎びた種芋

こんなんで問題がないかどうか?
確かめる意味も込めて、切断していない小さめのイモと区別できるように別の畝に植えました。
結果や如何に?

ゲームで良くあるやつ

ところで余談ですが、作業中に何故か畑でお金を発掘しました。畑で発掘した硬貨
RPGとかゲームでよくあるパターンですが、現実にはあまり無いシチュエーションです。

 

今後の展開は?

後はほぼ見守るだけで、そんなにやることはありませんが、次なる最大の山場はサル対策です。

一応、現段階で考えている作戦は
「竹すだれ作戦」

サツマイモにおいては対イノシシ・対サル用の方法として一つのセオリーになっているようです。

竹をスダレのように連結させ、畝の上に被せてしまうという防御方法です。
茎や葉っぱだけ竹スダレの上に出し育てるわけです。

そうすると肝心のイモは竹の下にあるのでサルはもちろん手出しが出来ませんし、パワーのあるイノシシにおいても竹を長いまま倒しておくことで滑って堀返せなくする効果があるとの事です。

この方法ジャガイモでもやってみようと思うのです。

なぜ一般的にはジャガイモでそれをしないのかと言うと、ジャガイモとサツマイモの育て方の違いからだと思います。

一般的にサツマイモは種イモではなく、苗から育てます。
ですから竹のスダレをした後に、その隙間から苗を植えれば後は収穫まで放置しておくことができます。

しかしジャガイモは種イモを植え、そこから芽が出てくるのを待つ必要があります。

つまり、種イモを植えた後、すぐに竹スダレを敷くというわけにいかないのです。

それからもう一点、普通の育て方であれば芽が出てある程度、地上部分が育った段階で、土を盛り付ける「土寄せ」という作業を行うのがセオリーです。(自然栽培セオリーでは土寄せはほぼしないようですが)
竹を被せてしまうとその際邪魔になりますね。

恐らく、こういった理由からジャガイモにおいては竹スダレ防御が行われていないものと思われます。

ですから私もまずは、ジャガイモ達が芽を出すのを待つ。
これが第一段階になります。

芽を出したら、とっとと竹スダレ防御に移りたいと思います。

ここ最近の心配事、怯えている事としては、スダレ防御を行う前の今の無防備なジャガイモを獣に嗅ぎつけられ、掘り出されないかということです。

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